被占領地で選挙はできない=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は20日、ロシアに一時的に占領されているウクライナ領で選挙が実施されることはないと発言した。
ゼレンシキー大統領がキーウを訪問したポルトガルのモンテネグロ首相との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「ウクライナがコントロールしていない一時的被占領地では、選挙は実施できない。なぜなら、(編集注:被占領地で)選挙がどのように行われるかが明白だからだ。それは、ロシアが常にやっている通りのやり方となる。ロシアは、自国の国内選挙においてさえも、最初に結果について話しおいて、その後に票を数え始めるのだ」と指摘した。
その他同氏は、ウクライナの次の選挙について語る際には、安全面と法制面という2つの点について話す必要があると指摘した。同氏はその際、「もし戦争中に法制面で何らかの改正の道筋を見出すことができたとしても、安全面については、何かしらのことを講じなければならないし、それが最も重要である」と発言した。