領土問題、ザポリッジャ原発、復興に関し、ウクライナの見解を米国に伝達した=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は20日、領土、ザポリッジャ原子力発電所、復興資金に関する問題につき、ウクライナの見解を米国側に伝えたとし、今後米国とロシアの間の協議の結果を待っていくと発言した。

ゼレンシキー大統領が、記者団とのやり取りの際に、記者からの「交渉における最も困難な問題」におけるウクライナと米国が達し得る「共通理解」に関して質問に答える形で発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「最も困難な問題は、これまでも、現在も引き続き、ウクライナ領とザポリッジャ原子力発電所だ。3つ目の問題は復興資金だ。他にも、安全の保証や(編集注:停戦の)監視の形式などに関する複数の技術的な問題がある。それらは、20項目からなる(和平)計画に関する場合だ。その点で重要なのは、共通理解の問題ではなく、今日の時点、正にこの瞬間、過去1時間の内に、私たちが自らの見解を米国に伝えたことだ。彼ら(米国)はロシアと対話することになっており、私たちは回答を待っている」と述べた。

また同氏は、復興や安全の保証などに関する他の文書についても、ウクライナ側は自国の見解を米国に伝えたと発言した。

そして同氏は、フロリダにおいて、これらの問題に関して、ウクライナと米国の代表団による協議が行われていく予定だと述べた。

写真:大統領府