ゼレンシキー宇大統領、日本によるウクライナへの60億ドル追加融資発表に感謝
ウクライナのゼレンシキー大統領は19日、同日日本政府が公表したウクライナへの2026年を通じた約60億ドルの追加融資の発表につき、日本と高市首相に謝意を表明した。
ゼレンシキー大統領がXアカウントにメッセージを書き込んだ。
ゼレンシキー氏は、「日本と高市早苗首相に対して、来年のウクライナのための追加財政支援の決定につき感謝している。支援総額は、約60億ドルとなり、それはロシアの侵略からの私たちの防衛への助けとなる」と伝えた。
また同氏は、「日本がインド太平洋地域のみならず、グローバルでこのような主導的立場をとっていることに、私たちはとても感謝している。それは私たちの強靭性への甚大な貢献であり、ひいては、ルールに基づく国際秩序への貢献である。ロシアの歪んだ戦争政策が拡散しないようにするために、国際秩序が必要なのだ」と強調した。
これに先立ち、19日、G7財務相・中央銀行総裁会議がオンラインで開かれ、ロシアの全面侵略の続くウクライナへの支援などについて議論が行われていた。日本の片山財務相は、その際、日本はウクライナの資金需要が逼迫する2026年前半に重点的に支援する方針を伝えていた。
また、19日、欧州連合(EU)は、今後2年でウクライナに900億ユーロを融資することを決定していた。