ウメロフ宇安保会議議長、自身の「和平案」への「同意/削除」という報道を否定
ウクライナのウメロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は21日、米国側の協議において、提示されたロシア・ウクライナ戦争終結案の項目に同意された、あるいはそれらの項目を一部削除されたなどとする報道を否定した。
ウメロウNSDC書記がフェイスブック・アカウントに書き込んだ。
ウメロウ氏は、「キーウで米国代表団との作業が続く中、協議の内容に関する憶測が公的な空間に現れている。即座かつ簡潔にはっきりさせておきたい。米国への出張時の私の任務は技術的なもの、会談の組織と対話の準備であった。私は、いかなる項目についても評価を与えたり、ましてや同意することはなかった。それ(編集注:評価や同意)は私の権限に含まれておらず、手続きにも合致しない」と説明した。
また同氏は、「昨日(編集注:20日)、ウクライナ大統領と、トランプ大統領から権限を与えられた米国代表団との間で対話が行われた。本日、その作業はキーウにおいてチーム間で技術的なレベルで継続されている。私たちは、パートナーたちの全ての提案を注意深く分析しており、ウクライナの立場に対しても同様に正しい対応を期待している」と書き込んだ。
同氏はさらに、項目への「同意」だとか項目の「削除」などといった報道は事実と異なると強調した。その際同氏は、それは協議の外で生じた未確認情報の例だと形容した。
その上で同氏は、「私たちは、ウクライナの不変の原則である、主権、人々の安全、公正な平和の枠内で、パートナーたちの提案を慎重に分析している」と伝えた。
これに先立ち、ウクライナの「フロマツィケ」は、米国高官が、ウメロウNSDC書記が米国の和平案に同意したと主張していると報じていた。また、米「ニューヨーク・ポスト」は、関係者の発言として、過去数週間にマイアミで米国のウィトコフ大統領特別代表との協議中にウメロウ氏から「前向きな反応」を得た、伝えていた。「ニューヨーク・ポスト」の情報提供者の発言として、「ウメロウ氏はその計画の大半に同意し、いくつかの変更を加えた」と報じていた。
20日、米国のドリスコル陸軍長官がゼレンシキー宇大統領はじめ、ウクライナ首脳陣と会談。デヴィス駐ウクライナ米大使代行は、双方は「非常に建設的な協議」を行ったと報告していた。
また、米国メディアは、トランプ政権がウクライナ戦争終結のための新しい計画を策定する目的で、ロシア側と秘密の協議を行っていたと報じていた。その提案は28項目からなり、ウクライナの平和、安全の保証、欧州の安全、米国とロシア・ウクライナとの将来の関係という4つの一般的なカテゴリーに分けられているという。