ウクライナ・トルコ首脳、和平プロセス、捕虜交換、有志連合へのトルコ参加を協議
ウクライナのゼレンシキー大統領とトルコのエルドアン大統領は19日、和平プロセスの再開、捕虜交換、有志連合へのトルコの参加について協議した。
アンカラを訪問したゼレンシキー大統領がエルドアン大統領との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「本日トルコで、私はエルドアン大統領と、いつものように非常に生産的で、非常に有益で内容ある会談を行った。ウクライナの私たちは、両国間、両国民間の信頼を高く評価している」と発言した。
また同氏は、トルコによるロシアの対ウクライナ戦争に関する原則的な立場に謝意を表した。その際同氏は、「トルコはウクライナの独立を支持している。私たちは領土一体性と主権への支持に感謝している。私たちの主権は、ウクライナで生きる権利を守っている、ウクライナ人、軍人、民間人、全ての人々の日々の闘いなのだ」と強調した。
同氏はまた、同日の会談では、今後の協力、共同生産プロジェクト、より効果的に命を守るための調整について話し合われたと伝えた。
加えて同氏は、協議では和平プロセスについても話し合われたと述べ、「当然ながら、私たちは外交における状況についても具体的に話し合った。今、多くのプロセスが活性化しており、私たちは全ての活動が平和、尊厳ある平和、保証された安全に向けられるよう努めている。戦争は終わらねばならない。平和に代わるものはない」と強調した。
同氏はさらに、「私たちはトルコの外交の力、それがモスクワで理解されていることに期待している」と補足した。
その他同氏は、両首脳は黒海安全保障についても話し合ったとし、有志連合へのトルコの関与、とりわけトルコの海軍の要素への関与の重要性を強調した。同氏はその際、「誰もが黒海の安全保障の重要性を理解しており、そのような安全保障はトルコと一緒になって初めて保証できるのだ」と指摘した。
同氏はまた、両者は年末までに被拘束者交換を再開することについても議論したと伝えた。
なお、19日、ゼレンシキー大統領はトルコを実務訪問している。