トランプ米大統領、ゼレンシキー宇大統領との会談につき「彼がトマホークを欲しがっていることは知っている」

米国のトランプ大統領は14日、予定されているウクライナのゼレンシキー大統領との会談につき、ウクライナが巡航ミサイル「トマホーク」などの兵器を欲しがっていることは知っていると発言した。

トランプ大統領がホワイトハウスでのミレイ・アルゼンチン大統領との会談の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

記者から、予定されているゼレンシキー大統領との会談について質問されると、トランプ氏は、「私たちはウクライナについて話すだろう。金曜日に私のところに(編集注:ゼレンシキー)大統領が来るということに関してであり、私は彼が何を述べるか知っている。彼は兵器を欲しがっている。彼は、『トマホーク』を得たがっている」と答えた。

またトランプ氏は、他の人々も「トマホーク」は欲しがっているとした上で、米国は同ミサイルを「たくさん」保有しているとも述べた。

同時に同氏は、ロシアの首脳プーチン氏に対する失望を改めて表明した。その際同氏は、「彼(編集注:プーチン)は本当にこの戦争を解決せねばならない」と強調し、プーチンはすぐにこの戦争を終わらせることができるだろうと補足した。

同氏はまた、「私はとても失望している。なぜなら、私にはウラジーミル(編集注:プーチン)と非常に良い関係があったからだ。もしかしたら、今でもそうかもしれない」と発言した。

そして同氏は、どうしてプーチンがいまだにウクライナに対する戦争を続けているかわからないと述べた。

同氏は加えて、「この戦争は彼にどれだけの苦難をもたらしたことか」と指摘した。

さらに同氏は、ロシアは1週間でこの戦争を終えたかったのに、すでに4年目に入っており、およそ「150万人の兵士」を死傷で失っていると述べた。同氏はまた、ロシア人は現在ガソリンを求めて長い行列を作っており、ロシア経済は低迷していると訴えた。

これに先立ち、ゼレンシキー宇大統領は、17日にワシントンでトランプ米大統領と会う予定だと発表していた。

写真:ホワイトハウス