ウクライナ国会、英国との100年パートナーシップ協定を批准
ウクライナ最高会議(国会)は17日、ウクライナと英国との間の100年パートナーシップ協定を批准した。
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
最高会議議員295人が法案第0332に賛成した(過半数は226)。
法案の説明文書によれば、今回の批准により全ての国内手続きが完了することになり、防衛、安全保障、貿易・経済、エネルギー、教育、科学、文化、社会、移民、司法、情報安全保障の分野における両国間の協力を強化することを目的とした「100年パートナーシップ」が開始される。
なお同協定は、両国が国内手続きの完了に関する最終通知を受領した日から発効する。協定は、バルト海、黒海、アゾフ海の安全保障を強化し、ロシアの侵略を抑止するための新しい構造を構築することを通じて、海洋安全保障分野における軍事協力を強化することを定めたもの。また、保健、農業技術、宇宙、無人技術の分野におけるパートナーシップの発展や教育プロジェクトの促進もうたっている。
さらに、同協定は、エネルギー部門、重要鉱物の採掘、「グリーン」スチールの生産におけるウクライナの優先的パートナーとしての英国の地位を確立する。
これに先立ち、ウクライナのゼレンシキー大統領と英国のスターマー首相は今年1月16日、両国の100年パートナーシップ協定を締結していた。