EUの偽情報対策の努力はもっと効果的にならねばならない=欧州委員

欧州連合(EU)のクビリュス防衛・宇宙担当欧州委員は、EUの偽情報対策は防衛の重要な要素だと指摘した。

クビリュス欧州委員(防衛・宇宙担当)がウクルインフォルムとのインタビュー時に発言した(リンク先はウクライナ語)。

クビリュス氏は、偽情報対策と欧州の防衛戦略の統合が重要だとし、「偽情報やその他のハイブリッド脅威に対抗するために、すでに一定の手段が開発され、最初の行動が取られているが、しかし、当然ながら私たちははるかに多くのことを行わねばならない。それらの努力はより広範で効果的でなければならない」と発言した。

同氏はまた、現在EUではその分野で複数の加盟国から新しいアイデアが出てきていると指摘した。

その際同氏は、「例えば、私は最近、そのアイデアの内いくつかにつきイタリアの国防相と協議した。彼には、行うべきことについて、かなり野心的な意見がある。ロシアからのハイブリッド脅威に対応できるようになるべく、私たちは、それらが実際にどのように導入できるのかを見てみる。そうすることで、単に『私たちは懸念している』とか『とても深く懸念している』とか言うのは止めて、ロシアにも痛みを感じさせるようするためだ」と発言した。

なお、欧州連合(EU)とカナダは、ロシアのプロパガンダを発信している「RT」や「スプートニク」の活動を2022年のロシアによる対ウクライナ全面侵略開始以降域内での活動を禁止している。