ゼレンシキー宇大統領、ワシントン到着 「ロシアがこの戦争を終わらせねばならない」

ウクライナのゼレンシキー大統領は17日(現地時間)、トランプ米大統領と欧州複数首脳との会談のためにワシントンに到着した。

ゼレンシキー大統領がXアカウントで報告した

ゼレンシキー氏は、「もうワシントンに到着した。明日はトランプ大統領との会談だ。明日は、欧州の首脳たちとも話していく。米大統領の招待に感謝している」と書き込んだ。

また同氏は、「私たち皆が等しく、この戦争を迅速かつ信頼できる形で終わらせたいと思っている。そして、平和は永続的なものでなければならない。数年前にウクライナが私たちのクリミアと東部のドンバス地方の一部を無理やり諦めさせられた時のようにではなく。プーチンは、それを単に新たな攻撃のための足がかりとして利用したのだ。あるいは、1994年にウクライナがあたかも『安全の保証』を与えられた時のようにではなく(編集注:ブダペスト覚書のこと)。しかし、それは機能しなかった。2022年の後、ウクライナ人がキーウ、オデーサ、ハルキウを諦めなかったように、当然当時もクリミアを諦めるべきではなかった」と強調した。

同氏はさらに、「ウクライナ国民は自らの大地のため、自らの独立のために戦っている。今、私たちの戦士たちは、ドネツィク州とスーミ州で成果をあげている。私は、ウクライナを守り抜き、安全を効果的に保証し、私たちの民がトランプ大統領と米国の人々皆、パートナーたち、支持と計り知れない支援にずっと感謝していくと確信している。ロシアが、自らの始めたこの戦争を終わらせなければならない。そして、私は、米国と私たちの欧州の友人たちとの共通の力で、ロシアを構成な平和へと追いやれることを期待している。ありがとう!」と訴えた。

なお、18日、ゼレンシキー大統領は、米ホワイトハウスでトランプ米大統領と会談する。また、ホワイトハウスへは複数の欧州首脳も訪れる。

17日、ゼレンシキー大統領は、ウクライナ憲法は領土の譲渡を認めておらず、戦争の終結に関する真の交渉は、前線での停戦から始められると発言していた

写真:大統領府