憲法により領土譲渡は不可能、戦争終結交渉は前線での停戦から始められる=ゼレンシキー宇大統領

憲法により領土譲渡は不可能、戦争終結交渉は前線での停戦から始められる=ゼレンシキー宇大統領

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は17日、ウクライナ憲法は領土の譲渡を認めておらず、戦争の終結に関する真の交渉は、前線での停戦から始められると発言した。

ブリュッセルを訪問しているゼレンシキー大統領がフォンデアライエン欧州委員会委員長との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「ロシアは三者会談(編集注:ウクライナ、米国、ロシアの首脳級会談)の開催に関して一切の兆候を示していない。もしロシアが拒否するなら、その時には新しい制裁が必要だ」と発言した。

また同氏は、真の戦争終結交渉は、前線での停戦によって始まる可能性があると指摘した。その際同氏は、「プーチンは多くの要求を有しているが、しかし、私たちはそれらを全て知っているわけではない。もしそれが、私たちが聞いたように本当に多いなら、その時はそれら全てを1つ1つ見ていくのに多くの時間がかかるだろうし、武器の圧力を受けてそれを実行することは不可能である。すなわち、停戦を行い、最終的な協定について迅速に作業することが必要だ。私たちはそのことについてワシントンで話す。プーチンは殺戮を止めたがっていないが、しかし、彼は止めねばならない」と述べ、真の交渉が必要だと補足した。

同氏はそして、「それは、それらが現在の前線があるところで始まる可能性があることを意味している。コンタクトラインは、話をするのに最善のラインだ。欧州の人々はそれを支持している」と発言した。

加えて同氏は、ロシアはドネツィク州でいまだに成功していないと強調した。その際同氏は、「プーチンはそこ(編集注:ドネツィク州)を12年間制圧できなかったのであり、ウクライナ憲法は領土の譲渡や領土の取引を禁止している」と指摘した。

同時に同氏は、領土問題は非常に重要であり、それを協議できるのは、三者会談の際のウクライナとロシアの首脳レベルにおいてのみだとも発言した。

なお、18日、ゼレンシキー大統領は、複数の欧州の首脳と共にワシントンでトランプ米大統領と会談する。


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