本日、イスタンブルでウクライナ・ロシア交渉開催へ

23日夜、トルコのイスタンブルのチュラーン宮殿にて、ウクライナとロシアの代表団による交渉の開催が予定されている。

トルコ大統領府コミュニケーション局が発表した。

同局は、「ベシュクタシュ地区のチュラーン宮殿にて夜7時頃に会合が始まることが見込まれている」と伝えた。同時に会合プログラムに変更が加わる可能性があるとも指摘した。

また、22日、ゼレンシキー大統領は、トルコでのロシアとの交渉に出席するウクライナ代表団の構成を大統領令で確定した

公開された大統領令第539/2025によれば、代表団団長を務めるのは、前回と同じくルステム・ウメロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記。

その他代表団に加わる人物は以下のとおり。

ベウズ大統領府長官顧問

ジヤコウ海軍司令部参謀副総長

キスリツャ外務第一次官

コウバサ最高会議人権問題全件代表の安全保障・防衛部門の代表(同意あれば)

クジミチョウ軍総司令官事務局儀典将校

ルホウシキー対外情報庁第一副長官

オストリャンシキー軍参謀本部副参謀長

ポクラド保安庁副長官

スキビツィキー情報総局副局長

フォミン軍参謀本部中央司法局国際法課長

シェウチェンコ軍参謀本部副総長

シェリホウ軍参謀本部作戦本部上級将校

シンカリョウ空軍司令部本部副長

また大統領令により、代表団の権限が定められている。とりわけ、代表団団長には、「ウクライナの国際パートナーやロシア連邦代表者との公正かつ永続的な平和達成に関する交渉プロセスの参加のための代表団の司令(添付、機密)を承認する」と書かれている。

なお、今年の5月16日と6月2日にイスタンブルにてウクライナ代表団とロシア代表団による交渉が実施されていた。6月の交渉では、被拘束者交換について合意が達成されていた。

写真:アナドル