ゼレンシキー宇大統領、ローマ教皇に謁見
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ウクライナのゼレンシキー大統領は9日、バチカンのカステル・ガンドルフォの離宮にてローマ教皇レオ14世に謁見した。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで報告した。
ゼレンシキー氏は、「ローマ教皇レオ14世の謁見と非常に充実した会話に感謝している。全ての支援、ウクライナの平和のための一つ一つの祈りに感謝している。ロシアの侵略を止めて、安定して永続した公正な平和を達成するために、バチカンでの首脳級会合を開くと言う提案は、引き続きオープンであり、全くもってあり得るものだ。今のところは、ロシアだけが、他の和平提案同様に、その提案のことも拒絶している。外交が機能するようになるよう、グローバルな連帯を高め続けていく」と書き込んだ。
また同氏は、教皇に対して、ウクライナの児童、とりわけロシアに連れ去られていたところ、帰還させることのできた児童への支援につき別途謝意を伝えた。
同氏はその際、「ウクライナの児童はイタリアにてリハビリと休暇の機会を得ており、そのようなおもてなしや真心は極めて重要だ。今日、ロシアが拉致したウクライナ児童の帰還に向けたバチカンのさらなる努力について協議した」と書き込んだ。
同氏はさらに、ローマ教皇にアンドレイ・シェプティツィキー・ギリシア・カトリック教会リヴィウ府主教の人柄や、第二次世界大戦時にユダヤ人を救ったりキリスト教を擁護したりした偉業について語った。
また同氏は、ローマ教皇をウクライナへ招待した。
なお、9日、ゼレンシキー大統領は、ローマ訪問を開始していた。