EUもウクライナに鉱物資源合意を提案=報道
欧州連合(EU)は、ウクライナに同国に埋蔵されている希少鉱物資源に関する独自合意案を提案した。
セジュルネ産業戦略担当欧州委員が発言した。ポリティコが報じた。
セジュルネ氏は、24日に欧州委員がロシアの全面侵攻3周年に合わせてキーウを訪れた際に、会談したウクライナの政権幹部に具体的な提案を提示したと発言した。
同氏はまた、「欧州が必要とする30の重要資源の内21が、ウクライナによって、ウィンウィンのパートナーシップで提供されるかもしれない」とし、「欧州の付加価値は、私たちは互恵的でない合意は決して要求しない点にある」と発言した。
同時に同氏は、どの資源の話なのかについても、合意の詳細についても明らかにしなかった。
これに先立ち、ウクライナのステファニシナ欧州・欧州大西洋統合担当副首相兼司法相は24日、米国とのウクライナに埋蔵する鉱物資源に関する合意をめぐる協議は最終段階に入っていると発言していた。
米国のトランプ大統領は24日、ゼレンシキー宇大統領が「今週あるいは来週、合意に署名するために来るかもしれない」と発言していた。
23日、ゼレンシキー大統領は、米国側とのウクライナの天然資源利用の合意は米国からの明確な安全の保証を含まねばならないと発言していた。