オランダ、ウクライナとの2国間安全保証合意締結に向け、協議を開始 G7以外で初

ウクライナのゼレンシキー大統領は30日、オランダがG7以外の国で初めてウクライナとの間で2国間安全保証合意締結協議を始めた国となったと伝えた。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで発言した

ゼレンシキー氏は、「今日、オランダのルッテ首相と重要な協議を行った。彼に対して、前線の状況、私たちの行動、私たちの可能性について報告した。私は、支援、防空システム、私たちの戦士のための砲弾、私たちが黒海の東方の安全を維持するのに役立つ強力なことにつき感謝している。私とルッテ氏のオデーサの会談時に話した合意は、履行されている」と発言した。

同氏はまた、オランダがG7以外でウクライナが安全保証二国間作業を始めた最初の国となったことは非常に重要だと指摘した。

さらに同氏は、「首相とマルタにおける『平和の公式』補佐官級会合の結果についても協議した」と伝えた。

これに先立ち、ゼレンシキー宇大統領とルッテ蘭首相は17日、ウクライナ南部オデーサで会談していた。その際ルッテ氏は、ウクライナへ防空システム「パトリオット」のミサイルを提供すると発表していた。

なお、オランダは、米国、英国、カナダ、日本フランスに続き、ウクライナと安全保証に関する二国間協議を始めた6番目の国となる。