ウクライナ全土で終日計画停電導入
ウクライナの電力会社「ウクルエネルホ」は、ロシア軍の攻撃によるエネルギーシステムに困難な状況が続いており、12月8日は同国全土で終日計画停電が導入されると発表した。
ウクルエネルホがフェイスブック・アカウントで伝えた。
一般消費者向けの計画停電は0時00分から23時59分まで導入されると書かれている。同日の停電時間は、10時間(2.5列)から12時間強(4列)にわたると説明されている(編集注:停電の規模は『列(チェルハ)』で記され、1列から6列まである。1列なら1日の停電時間は合計4時間、2列なら8時間、3列なら12時間、4列なら12時間以上、5、6列は緊急停電で計画不適用となる)。
産業消費者向けの計画停電もまた、0時00分から23時59分までとのこと。
同時に同社は、停電の時間と規模は変更される可能性があると伝えている。
同社は、制限導入の理由は、ロシア軍によるエネルギー施設に対するミサイルと無人機の大規模攻撃だと説明している。
また国民には、送電が行われている時間帯にも、節電を心がけるよう呼びかけられている。
これに先立ち、ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、5日夜から6日朝にかけて、同国の自治体、港湾、鉄道、重要インフラに対して再び大規模攻撃を行っていた。