ウクライナ、モルドバとポーランドへの電力輸出を再開へ

ウクライナの国営電力会社「ウクルエネルホ」社は10日モルドバへの電力輸出のための国家間ネットワーク容量分配の入札を実施した。モルドバへの電力供給は4月11日の予定。

ウクルエネルホ社がフェイスブック・アカウントで伝えた

同社は、入札の結果、同ネットワークで利用可能な容量全体の51%(650MW中330MW)が4つの事業者の間で分配されたと伝えた。また、ウクライナで戦争が続いていることとそのリスクを考慮して、現在、国家間ネットワークへのアクセスは24時間単位の入札で短期間のみ割り当てられると説明した。

また、10日には、ポーランド方面への電力輸出(80MW)関連の入札も行われ、電力供給自体は4月12日に行われるという。また、スロバキアへの電力輸出開始についても調整が行われていると書かれている。

これに先立ち、ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は7日、余剰発電の場合に電力の輸出を再開するプロセスを開始するための指示を出していた