ゼレンシキー宇大統領、日本に医療施設・自動車や水素機器製造・地雷除去の支援を提案

ウクライナのゼレンシキー大統領は21日、キーウを訪れた岸田日本首相に対して、ウクライナの医療施設、自動車製造、脱炭素改革(グリーントランスフォーメーション)、地雷除去の支援に加わることを提案した。

ゼレンシキー大統領が岸田首相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「今日、私は、日本に対して、私たちの医療施設へのサポート、いくつかの経済分野の復興に注力することを提案した。それは、自動車製造、グリーントランスフォーメーション、特に、日本が技術的に主導する水素機器やリチウム電池の製造のことだ」と発言した。

さらに同氏は、ウクライナの大地のロシアの何十万の不発弾を取り除く、人道地雷除去での日本の支援にも期待を表明した。

またゼレンシキー氏は、日本が2022年2月24日以降、70億ドル以上の支援をウクライナに提供していることを喚起した。

なお、21日、岸田首相は、ウクライナを訪問し、ゼレンシキー宇大統領と会談した。その他、岸田首相はまず、キーウ市到着後にキーウ州ブチャを訪れ、ロシア軍の残虐行為の犠牲者を追悼。その後再びキーウへ移動し、聖ミハイル黄金ドーム修道院横のロシアとの戦争で戦死したウクライナ軍人の追悼碑を訪れ、献花を行っていた。

写真:大統領府