ヘルソン市に国連の人道支援車列が到着

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ヘルソン市議会は15日、ヘルソン市へと国連の人道支援車列が到着したとし、ルホヴァ・ヘルソン市軍行政府長官が同市に到着した駐ウクライナ人道ミッション調整官を勤める国連大使をはじめ、各国連機関の代表者と会談したと報告した。

ヘルソン市議会がフェイスブック・アカウントにて発表した

発表には、ヘルソン市軍行政府のルホヴァ長官が、ブラウン国連大使・駐ウクライナ人道ミッション調整官はじめ、世界食糧計画(WFP)、難民高等弁務官事務所(UNHCR)、ユニセフ、国際移住機関(IOM)の代表者たちと面会したと書かれている。

また、同国連機関代表団は、60万トンの人道支援からなる国連機関横断人道車列とともにヘルソン市に到着したという。

市議会は、国連はヘルソン州軍行政府と調整した上で人々の必要な人道物資をヘルソンの人々に定期的に届けるつもりだと伝えた。

また、14日、UNHCRもまた、国連機関横断人道車列がヘルソンへ向けて緊急人道支援車列が到着したと発表した

同発表によれば、今回の支援は、3月にロシアがヘルソン市を制圧して以来初のものとなるという。

支援車列の配送に加わったビリングUNHCRウクライナ代表は、「道中、私たちは、完全に破壊された、あるいは損傷した建物を目にし、また人々から、食べ物や水のような最も基本的な必要品をどのように得ようとしているか、どのように暖を取ろうとしているかを聞いた。なぜなら、電線が破壊されているからだ」と発言した。

今回の緊急支援では、6000人の人々に対して、毛布、寝袋、シーツ、ソーラーランプ、防水シート、燃料を提供したという。

ビリング氏は、「この最初の支援車列を迅速に届けることが重要だった。もうほぼ冬なのであり、現在、ヘルソン市とヘルソン州の住民により多くの支援を提供し続けることが優先課題だ」と発言した。