フィンランド大統領、ポーランド首相「数か月以内にロシアが攻撃」発言に対し、「私たちは様々なシナリオに備えている」
フィンランドのストゥブ大統領は28日、ポーランドのトゥスク首相によるロシアが「数か月以内に」NATO加盟国を攻撃する可能性があるとの発言に関連し、「それを避けるため、最悪の事態に備える」必要があると発言した。
ストゥブ大統領がヘルシンキにおけるエストニアのカリス大統領との共同記者会見の際に発言した。ガーディアンが報じた。
ストゥブ氏は、「私たちは様々なシナリオに備えているが、改めて、冷静、沈着、忍耐を維持するよう呼びかけたい。ロシアがNATO第5条を実際に確認しようとする動機を私は見ていない。ハイブリッドな試行は常にあるだろうし、それは否定しない。しかし、北東スカンジナビア、ノルウェー、フィンランド、バルト諸国、ポーランド、そしてウクライナに至る東翼を見た上で、私は、そこでそのような試みが行われるとは考えていない」と述べた。
また同氏は、欧州諸国は「フィンランド的な精神、すなわち、起こり得ることを過度に心配せず、それを避けるために最悪の事態に備えるという姿勢」を模範にすべきだとコメントした。
同記者会見時、カリス・エストニア大統領もストゥブ氏に同意した。カリス氏は、「次は誰かという考え、次はエストニアか、あるいはバルト諸国かフィンランドかというこうした考え…、こうしたナラティブは現れては消えるものであり、今回が初めてではない。これは私たちを少し不安にさせるためのロシアの戦術だが、私たちは冷静さを保たねばならない」と述べた。
これに先立ち、ポーランドのトゥスク首相は、ロシアによる攻撃の際に米国が欧州を守るというNATOの義務に、米国が忠実であり続けるかどうかについては確信が持てないと述べていた。同氏はまた、ロシアが「数か月以内に」NATO同盟国を攻撃する可能性があると警告していた。