ゼレンシキー宇大統領、中東3か国との迎撃用無人機の共同生産等に関する10年間協定締結につき報告

ウクライナのゼレンシキー大統領は28日、中東諸国への訪問の成果の1つとして、迎撃用無人機の共同生産などを定める3つの協定の締結を挙げた。関連協定は、サウジアラビア及びカタールとは既に締結済みで、アラブ首長国連邦(UAE)とも近日中に署名する予定だという。

ゼレンシキー大統領がカタール訪問中に記者団とのズームでのやりとりの際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「私たちはこの分野(編集注:敵の様々な攻撃からの施設保護)で長期的な協力を形成している。これはグローバルな輸出だ。私たちは10年間の協力について話している。サウジアラビアとは既に関連協定に署名した。たった今、カタールとも同様に10年間の協定に署名したところだ。アラブ首長国連邦(UAE)とも10年間の協定を結ぶ。数日以内に行われるだろう」と述べた。

また同氏は、これらの協定が「今後10年間にわたり共同生産に取り組み、ウクライナ国内及びこれら諸国の両方で工場や生産ラインを建設すること」を定めていると伝えた。

同時に同氏は、迎撃用無人機だけでは不十分だと強調し、効果的な防衛にはシステムが必要であり、ウクライナは開始された軍事協力の枠内でその知見を共有できると述べた。

その際同氏は、「ウクライナほど、専門的知見で支援できる国はおそらく他にないことを誰もが理解している。もちろん、彼らも様々な国のシステムや対弾道ミサイル・システムなどを保有しているが、『シャヘド』(編集注:イラン製自爆型無人機)による大量攻撃への対処は誰にもできない。重要なのは、公には詳しく語らないが、迎撃に関わる全てのもの、また重要な点として、私たちの強力な電子戦システムがウクライナにおいてどのように1つのシステムに統合されているか、という点にある」と強調した。

これに先立ち、ゼレンシキー大統領は、27日にサウジアラビアを、28日にアラブ首長国連邦とカタールを訪問した。その際ウクライナ側は、サウジアラビアカタールとの間で防衛分野協力の協定に署名していた。

写真:大統領府