ウクライナとドイツ、今月安保協定締結の可能性あり=独報道

ウクライナとドイツの安全保証協定締結に向けた協議が続いており、今月にも同協定の署名が行われる可能性がある。

独フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)紙が報じた

ウクライナのステファニシナ欧州・欧州大西洋統合担当副首相は、FAZ紙へのコメントで、ウクライナ代表団が今週ベルリンを訪問し、ドイツ側と「二国間安全保証協定案」の作業を行ったと発言した。

ステファニシナ氏は、協定案の内容は「まだ合意に至っていないが、基本的には準備ができている」と発言した。

FAZは、ドイツ政府の関係者が、同合意はベルリンのミュンヘン安全保障会議が開催される2月16日に署名されねばならないと発言したと伝えた。

記事には、締結が予定されている同協定は、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟するまでの間、ロシアの侵略と戦う同国を支えることを目的とした安全保障分野の二国間合意ネットワークの一部となるものだと説明されており、その決定は、昨年7月のビルニュスNATO首脳会議の際に採択されたものだと喚起されている。

これに先立ち、ドイツのショルツ首相は1月24日、同国はウクライナとの安全保障合意に近付いていると発言していた

また、マクロン仏大統領は、2月にウクライナを訪問し、同国との間で二国間安全保証協定に署名する意向を発表している

その他、ゼレンシキー宇大統領とスナク英首相は1月12日、2国間の安全保障分野協力に関する協定に署名した

ウクライナと日本は、昨年10月7日に、G7首脳によるウクライナ支援に関する共同宣言が定める、ウクライナの安全保証に関する二国間合意締結に向けた一回目の協議を行っている