ウクライナ、元副首相ら計6名に汚職犯罪容疑通知 キーウ近郊の高級コテージで4億6000万フリヴニャを資金洗浄
ウクライナの国家汚職対策局(NABU)及び特別汚職対策検察(SAP)は12日、前日に摘発されたグループのさらに6名の構成員に対し、特大規模の犯罪利益の合法化を行っていた容疑を通知した。
NABU広報室が公表した。
通知対象は、ウクライナの元副首相、実業家(2025年11月に特別作戦「ミダス」の一環で摘発された犯罪組織のリーダーの1人)とその他の人物だという。
捜査情報によれば、容疑者たちは2021年から2025年にかけてキーウ州コジンにてコテージを建設することで、4億6000万フリヴニャ(約16億5000万円)以上を「洗浄」した容疑があるとのこと。
計約8ヘクタールの土地に、付属の建造物や施設を備えた4つの個人邸宅や別途共用のレジデンスであるスパ・ゾーンを建設していたという。 建設に費やされた資金の一部である約900万米ドルは、レジデンスの内の1つの将来の所有者となる予定だったある実業家の管理下にある、いわゆる「洗濯屋」を通じて受け取られたという。資金調達は、特に国営原子力発電会社「エネルホアトム」における汚職スキームによって得られた資金によって行われたという。
これに先立ち、昨年11月10日、NABUはエネルギー分野における汚職摘発のための特別作戦について発表した。捜査により、犯罪組織の参加者たちがエネルホアトム社をはじめとする国有部門の戦略的企業に対する大規模な影響力行使のスキームを構築していたことが明らかにされていた。同大汚職犯罪は「ミダス」と呼ばれている。
国家汚職対策局(NABU)捜査官は、実業家で「クヴァルタル95」スタジオの共同所有者であるミンジチ氏、および以前エネルギー相を務めていたハルシチェンコ当時法相の自宅などで家宅捜索を実施していた。
2026年2月、ハルシチェンコ元エネルギー相も同事件捜査の一環で拘束された。
さらに、NABU捜査官は5月11日、キーウ近郊の高級建設プロジェクトにおける4億6000万フリヴニャ(約16億5000万円)の資金洗浄事件に関して、前大統領府長官のアンドリー・イェルマーク氏に容疑を通知していた。