ウクライナ汚職対策当局、捜査に際しての当局専門家への圧力につき捜査開始

ウクライナの国家汚職対策局(NABU)は、キーウ近郊の高級コテージ建設における4億6000万フリヴニャ(約16億5000万円)の資金洗浄事件で、鑑定を行った機関の専門家に対し、圧力がかけられた可能性があるとして刑事訴訟を開始した。

クリヴォノスNABU局長が記者会見で報告した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クリヴォノス氏は、「本件では、関連の鑑定を行う予定であった専門家たちへの、あり得る圧力が記録された。私たちの仮説では、暫定で、その圧力はウクライナ保安庁(SBU)職員によって行われた可能性がある。現在私たちはこれを調査中であり、刑事訴訟も開始している。なぜなら、それら専門家に関するデータベースの閲覧が行われたり、何者かが専門家に近づき、その鑑定の進め方に慎重になるよう、捜査官に何らかのシグナルを送ったりしたからだ」と述べた。

同氏はそして、「私たちは分析と検討を行っており、専門家の業務への介入に関する十分な証拠が集まれば、該当する人物たちの責任を問う問題を決定する」と伝えた。

これに先立ち、NABU捜査官は5月11日、キーウ近郊の高級建設プロジェクトにおける4億6000万フリヴニャ(約16億5000万円)の資金洗浄事件に関して、前大統領府長官のアンドリー・イェルマーク氏に容疑を通知していた。