ウクライナ保安庁、対ロシア「40日間影響作戦」中に100を超える戦略施設を攻撃
ウクライナ保安庁(SBU)は4日、ロシア連邦に対する40日間の影響作戦中、ロシア後衛及び一時的被占領下ウクライナ領における100を超える戦略的施設と、前線における2万1000を超える目標を攻撃した。
SBUが報告した。
報告には、「ゼレンシキー宇大統領により承認された侵略国に対する40日間の影響キャンペーンの一環で、SBUはロシア領内及び一時的被占領下ウクライナ領にある戦略的に重要な施設に対する100を超える攻撃を成功裏に実施した」と書かれている。
ゼレンシキー大統領がポクラドSBU長官代行による新たな作戦を承認したことも報告されている。
直近40日間でSBUの攻撃の対象となったのは、軍需産業企業、空軍基地、防空システム、占領軍の指揮所、軍艦及び『影の船団』のタンカー、製油所、輸送・軍事物流の施設だという。
加えて、SBUは、同庁の部隊が前線及び敵の後衛で2万1000を超える軍事機材、兵器、軍事インフラの装備を攻撃し、さらに約5000人の占領者を殲滅したと伝えた。
また同庁は、40日間キャンペーンの主な方向性の1つは、ロシア人の航空インフラへの継続的な攻撃であったと指摘し、この期間中、『サキ』『フヴァルジーシケ』『ベルベク』『バヘロヴェ』『エンゲリス』『ハンスカヤ』の各軍用飛行場、イェウパトーリヤ航空工場を攻撃したと伝えた。
そして、「作戦の結果、戦略爆撃機『Tu95MS』が破壊され、戦闘機『Su35』2機や練習戦闘機『L39』2機への攻撃が確認され、戦闘機『Su24』『Su30』『Su30SM』を保管する格納庫、無人機『シャヘド』を保管する格納庫、飛行場の燃料インフラが攻撃された」と書かれている。
さらに同庁は、ロシアの防空システムを体系的に弱体化させたとし、レーダー「ネーボU」、複合システム「S400」の多機能レーダー「92N6E」、防空システム「トールM2」、防空システム「パンツィリS2」、電子戦システム「ポーレ21」、レーダー「ポドリョートK1」3基、レーダー「カスタ2E2」を攻撃したと報告した。
キャンペーンの鍵となる方向性の1つは、ロシアの燃料・エネルギー・インフラへの計画的な攻撃であった。
40日間で、SBUは14の製油所、数千の石油基地、貯蔵タンク群、石油ポンプステーション、石油ターミナル、石油採掘プラットフォームを攻撃した。
また、制裁を回避するために使用されているロシアの『影の船団』の船舶や、戦場の敵装備品にも攻撃。さらに、ロシア側の無人システムの破壊も報告されている。
その他、SBUは、敵の弾薬・燃料倉庫、指揮所、通信拠点、電子戦手段、軍事物流、その他の重要インフラを体系的に破壊したと伝えた。
SBUはその上で、40日間のキャンペーンは、全体としてロシアの軍事機構の重要要素を同時に弱体化させることを目的としていた」とし、「集中度、地理、同時に攻撃された戦略施設の数において、この作戦は侵略国への有効な影響メカニズムとなった。ロシアの軍事経済的潜在力を低下させる作業は今後も継続される」と伝えた。
これに先立ち、6月25日、ゼレンシキー大統領は、SBUの40日間影響作戦を承認していた。
写真:SBU