ロシア軍、ウクライナの大型ホームセンター企業の重要施設を複数破壊 従業員1名死亡

写真

5日未明のロシア軍によるキーウ市とキーウ州への大規模航空攻撃の際、ウクライナのホームセンター・チェーン企業「エピツェントル」の重要物流施設が複数破壊された。

エピツェントル社がフェイスブック・アカウントで報告した

同社は、「今夜、敵は『エピツェントル』社の製造及び物流インフラにひどい攻撃を行った。数分間で、ロシアのミサイルが弊社が数十年にわたり築き上げてきたものを破壊した。私たちの従業員である、これからの長い人生が控えていた若い男性1名が死亡した。戦略的物流拠点が破壊された。事実上、ウクライナにおける最大級のセラミックタイルの製造施設の1つが失われたことになる」と報告した。

同社はまた、ロシア軍は今回の大規模ミサイル攻撃にて、エピツェントル社の2つの主要物流複合施設を同時に攻撃したとし、キーウ市内では、ヴィスコズナ通りにある主要物流施設の1つが全焼したと伝えた。

この他、キーウ州カリニウカの物流・製造複合施設にて同社の従業員1名が死亡。さらに3名が負傷して病院に搬送されたという。

同社はさらに、ミサイル着弾によって、2つの大型倉庫複合施設が完全破壊されたと伝えた。

また同社は、もう1弾のミサイルが「エピツェントル・ケラミック・コーポレーション」所有工場の生産所に直撃したと報告した。同社はその際、強力な爆発により全ての製造窯が破壊され、同企業の今後の操業は不可能となったとし、同施設の近くでは、従業員の自家用車駐車場も完全に破壊され、20台の自動車が全焼したと伝えた。

その上で同社は、「私たちは、『エピツェントル・ケラミック・コーポレーション』の工場での製造を停止するという、極めて重い決断を下すことを余儀なくされている。製品不足を回避し、供給の継続性を確保するため、第一に製造は国外にある同社の2つの企業へ移転される。並行して、私たちはウクライナにあるさらに別の企業での製造開始に向けた準備を始めている」と説明した。

同社は、暫定評価だとして、今回破壊された製造所の完全復旧には最短で1年半、最もあり得る予想で約2年を要する見込みだと伝えている。そして、「だからこそ、弊社の継続的な運用、パートナーや消費者に対する自らの義務の履行を確保するため、国外への迅速な製造移転が現在の私たちの最優先課題だ」と強調している。

写真:エピツェントル社