7月はロシア軍が制圧した領土の方がウクライナ戦力の解放した領土より多かった=分析報告
2026年7月は、ロシア軍が制圧したウクライナの領土の方がウクライナ防衛戦力が解放した領土より多かった。ロシア軍が7月の占領した領土は36平方キロメートル。
分析プロジェクト「ディープステート」が報告した。
ディープステートは、「敵は7月に、ウクライナ防衛戦力が奪還した以上の土地を占領した。地図上の増加分は36平方キロメートルとなっている」と伝えた。
なお、報告には、ウクライナ防衛戦力の成果が遅れて示されることから、5月〜7月のデータを修正したと書かれている。
ディープステートは、その際、「7月、私たちは占領されている地域の面積を52平方キロメートル減らした。25平方キロメートルは5月分、27平方キロメートルは6月分に該当する。そのため、7月における敵の純増分は88平方キロメートルに上る可能性がある。しかし、7月にも防衛戦力には新たな成果がある。それ(編集注:成果)は以前のものより大幅に小さいものの、それは存在した」と説明している。
また、他2つの地点においても、少なくとも49平方キロメートルと83平方キロメートルの成果があるとした上で、ディープステートは、「そのため、防衛戦力の成果が公式発表され次第、詳細を公開し、統計を再計算する」と伝えている。
同時に、同プロジェクトの分析者たちは、2026年中にロシア軍によるドネツィク州全体を占領するという課題は不現実的だと指摘し、さらには「現在のテンポでは、2027年になっても彼らにチャンスはない」と強調した。
これに先立ち、米シンクタンク「戦争研究所(ISW)」は8月1日の報告書にて、ロシア軍は前線の一部の地点で攻勢作戦を続けているものの、大半の方面では成果を得られていないと指摘していた。
写真:ウクライナ防衛戦力