ウクライナは停戦の準備がある=ゼレンシキー氏、米・イラン停戦を受けロシアに再度呼びかけ
ウクライナのゼレンシキー大統領は8日、ロシアが攻撃を停止すれば、ウクライナ側も同様に対応する準備があると表明した。同氏はまた、中東における停戦を正しい決定だと形容した。
ゼレンシキー大統領がXアカウントに書き込んだ。
ゼレンシキー氏は、「停戦は、戦争の終結へと繋がる正しい決定だ。それは人々の命を守り、町や村の破壊を拒み、発電所やその他のインフラが正常に稼働することを可能にすることを意味する。そうして外交が成果を出すための必要な時間と条件を提供する。ウクライナは、ここ欧州でロシアが私たちの国家及び人々に対して行っている戦争において、常に停戦を呼びかけてきたし、私たちは、外交的努力のための道を敷く中東及び湾岸地域における停戦を支持している。ウクライナはロシアに対して改めて述べる。ロシア側が攻撃を停止すれば、私たちは同様に対応する準備がある。停戦が合意のための適切な前提条件を作り出し得ることは、誰にとっても明らかだ」と書き込んだ。
また同氏は、様々な国が交渉プロセスに関与したことを喚起しつつ、米国がこの外交措置をとったことが重要だと伝えた。
さらに同氏は、「過去数週間、ウクライナは中東及び湾岸地域における命の保護を支援してきた。ウクライナの軍事専門家チームは、さらなる安全保障能力向上のため、引き続き同地域で活動を継続する。同地域の状況は世界的に影響を及ぼす。中東及び湾岸地域における安全と安定へのいかなる脅威も、あらゆる国の経済や生活費にとっての挑戦を増幅させる。だからこそ安全は保証されねばならず、戦後協定の策定においては各国民の利益が考慮されねばならない。同様に、ホルムズ海峡における航行の自由を守ることも必須であり、この問題における決断力もまた、世界的な重要性を持つ」と強調した。
同氏は加えて、正しい成果を達成するには国際社会の活発かつ調整された行動が必要だと付け加えた。そして同氏は、戦後の安全保障は、以前より脆弱ではなく、強固なものでなければならず、ウクライナは今後も全てのパートナーと建設的に協力していくと伝えた。
これに先立ち、米国、イスラエル、イランは、2週間の停戦及びホルムズ海峡での民間商業船の航行再開に合意していた。
米国とイスラエルは、2月28日にイラン政権の施設に対する共同攻撃を実施。その後イランは、クウェート、アラブ首長国連邦、カタール、バーレーン、ヨルダンに位置する米軍基地に対して攻撃を実施していた。
ウクライナのシビハ外相は8日、同国は米国・イラン間の停戦合意を歓迎すると表明していた。
その他、ゼレンシキー大統領は3日、ウクライナによる復活祭の間の停戦に関するロシアに対する提案を米国へ伝達したと発言していた。
写真:大統領府