ロシアはトランプ氏のエネルギー休戦要請を無視し、以前より強力に攻撃した=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は3日、ロシアは米国の要請を無視し、「エネルギー休戦」を破綻させたと発言した。また同氏は、ロシアはここ数日、攻撃に向けて力を蓄えていたと指摘した。

ゼレンシキー大統領がキーウを訪問したルッテNATO事務総長との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「ロシア人は再び米国側の努力を無視した。エネルギー施設や重要インフラへの攻撃を控えるよう、米大統領からの要請があったのだ。あなた方がご存じのことだ。私たちの交渉チームの会合中も、米大統領も1週間攻撃を控えるべきだと述べていた。それは重要な決定だった。それ(エネルギー休戦)は、事実上金曜日の未明に始まったが、私たちの見解では、ロシア人はその約束を本日未明に破った」と指摘した。

また同氏は、エネルギー施設への攻撃を1週間停止するという合意があったものの、ロシアは約束を履行しなかったと指摘した。同氏はそして、「あるいはロシアが今や、1週間を7日ではなく4日足らずだと考えているのか、あるいは彼らが本気で戦争に賭けており、ウクライナの広範囲で氷点下20度を超える今冬最も寒い日が来るのを単に待っていたかのどちらかだ。本日はロシアによる記録的な攻撃があり、弾道ミサイルを用いた激しい攻撃があった」と述べた。

同氏はさらに、ロシア側が71弾のミサイルと450機の無人機で攻撃したことを喚起し、「アブダビでの交渉が終了した瞬間にロシアが使用したがっていた攻撃手段を見れば、基本的に、今回より少なかった。彼らがしたことは何か? 彼らは攻撃を延期し、ミサイルと無人機の数を増やし、最も寒い日に攻撃したのだ。つまり、誰かが私たちに何かを譲ったとは言えない」と強調した。同氏は続けて、「エネルギー休戦」はウクライナにとって贈り物とはならなかったと補足し、「彼らは、当時可能だったものよりも1.5倍多いミサイルと無人機のパッケージで攻撃してきたのだ」と指摘した。

そして同氏は、今回の砲撃について米国側と連絡を取ると述べ、「起きていることについて、パートナーたちが沈黙しないことを期待している。私たちの国を守り、私たちの人々を守り続けることは、今後も全ての人にとって極めて重要なことだ」と発言した。

ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、2日から3日にかけての夜間、同国各地をミサイルと無人機により再び大規模に攻撃した。