ロシア軍、ウクライナをミサイル30弾強、無人機450機強で攻撃 児童1名死亡=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は、9日夜から10日朝にかけてロシア軍が同国に対して、ミサイル30弾以上と無人機450機以上で攻撃を仕掛け、南部ザポリッジャで児童が1名死亡した他、全土で負傷者が20名出たと報告した。
ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントで伝えた。
ゼレンシキー氏は、ロシア軍のエネルギーインフラへの攻撃の被害を取り除くべく、多くの重要施設で作業が続いていると伝えた。
同氏はそして、「シニカルで計算された攻撃だ。無人機450機とミサイル30弾以上が普通の生活を確保するあらゆるものへと放たれた。その生活をこそロシアは私たちから奪いたがっている」と書き込んだ。
また同氏は、現時点で20名以上が負傷したことが判明しているとし、全員に必要な支援が施されているとし、また南部ザポリッジャでは、攻撃により児童が1名死亡したと伝えた。
На багатьох обʼєктах критичної інфраструктури триває ліквідація російського удару по енергетиці. Цинічна й прорахована...
Опубліковано Володимиром Зеленським Четвер, 9 жовтня 2025 р.
そして同氏は、キーウ市では、電力と水の供給の再開に向けた作業が行われているとし、さらにキーウ州、ドネツィク州、チェルニヒウ州、チェルカーシ州、ハルキウ州、スーミ州、ポルタヴァ州、オデーサ州、ドニプロペトロウシク州で停電が生じていると伝えた。また、ザポリッジャ州、キロヴォフラード州、ヘルソン州も攻撃を受け、復旧作業が行われていると補足した。
加えて同氏は、民間インフラ、エネルギーインフラがロシアによる集中暖房期を前にした主要な標的だと強調した。その際同氏は、「私たちは一緒にそのテロから人々を守ることができる。必要なのは空虚な言葉ではなく、米国、欧州、G7による、防空供給の実現と制裁における確固たる行動だ。この残虐性に対するG20や、演説で平和について話しているが、真の行動は控えている全員の反応も期待している。世界は、これらの犯罪から守られねばならないし、それが必ずグローバルな安全を加えることになる」と訴えた。
ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、9日夜から10日朝にかけて、同国首都キーウをはじめ、各地に対してミサイルと無人機による大規模攻撃を行っていた。首都キーウでは、現在12名の負傷者が確認されている。
トップ写真:大統領府