ウクライナの戦力はポクロウシク北部を維持している=シルシキー宇軍総司令官

ウクライナのシルシキー軍総司令官は4日、ロシア軍の激しい攻勢を受け続ける東部のポクロウシクとミルノフラードのある地域にて、ウクライナの戦力はロシアによる戦力集結と両市を迂回して進軍する試みを妨害していると伝えた。

シルシキー総司令官がフェイスブック・アカウントにて報告した

シルシキー氏は、ポクロウシク〜ミルノフラード地域では極めて厳しい防衛が続いていると指摘し、そのため同氏は各部隊の指揮官と再び作業を行ったと伝えた。

同氏はその際、「戦闘は続いている。ウクライナの部隊はポクロウシクの北部を維持し続けている。ポクロウシクとミルノフラードの地域にて、私たちは、敵による襲撃歩兵グループの集結や両自治体の迂回による進軍の試みを積極的な行動で防いでいる。両市市内では、私たちの軍人が指定の地区を維持し続けている」と説明した。

また同氏は、ロシア軍が自軍戦力の喪失を気にかけないのに対して、ウクライナ側指揮官は兵士の命を維持することの重要性につき明確な理解があると強調した。

同氏は、生命維持の目的のため、指揮官との会議の際には、ロシア兵の発見及び排除のために捜索・襲撃を実施する部隊の調整された運用、前進の確保、時宜を得た部隊交替の問題が明らかにされたと伝えた。

さらに同氏は、防衛の強靭性を確保するために、戦闘指揮、相互作用、投入戦力と装備品の包括的な確保に関して種々の決定が採択されたと報告した。また、追加の兵站路の創出、適時の医療的退避、対砲兵攻撃の実施、敵無人機への対処についても話し合われたと伝えた。