「一部重大な破壊」=エネルギー企業、ロシア軍によるウクライナのガス採掘施設への攻撃を報告

ウクライナのエネルギー企業「ナフトガス」のコレツィキー取締役会長は3日、ロシア軍は前夜、ナフトガス・グループのガス採掘施設に対して、、ミサイル35弾と無人機60機という全面侵攻期最大規模の攻撃を行ったと報告した。

コレツィキー・ナフトガス取締役会長がフェイスブック・アカウントで報告した

コレツィキー氏は、「ロシア軍は、ハルキウ州とポルタヴァ州にある私たちのガス採掘施設を再び攻撃した。かなりの数の弾道ミサイルを含む、35弾のミサイルと60機の無人機が使用された複合的な攻撃だった。一部は撃墜されたが、残念ながら、全てではない」と報告した。

そして同氏は、この攻撃が全面戦争開始以来、最大規模のものだったとし、その結果、ナフトガスの施設の大部分が損傷し、一部は重大な破壊だと伝えた。

同氏はその上で、「弊社専門家が、ウクライナ国家非常事態庁や他の機関と共に現場で作業している。攻撃の被害の除去が続いている。私たちは、この攻撃と全体の状況に与える影響への対応を迅速かつ十分なものとするべく、ウクライナのパートナーたちと協力している。テロはどこであろうとその目的を達してはならない」と書き込んだ。

ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、2日夜から3日朝にかけて、自爆型無人機381機と弾道・巡航ミサイル35弾でウクライナ各地を大規模に攻撃した。

空軍は、攻撃の主な対象となったのは、東部ハルキウ州と中部ポルタヴァ州のエネルギー部門の重要インフラ施設だったと伝えている

写真:ナフトガス