スヴィリデンコ宇首相、ロシア攻撃で損傷した内閣庁舎の建物内部の写真・動画を公開
写真・動画
ウクライナのスヴィリデンコ首相は、6日夜から7日朝にかけてのロシア軍の複合攻撃の際に損傷した閣僚会議(内閣)庁舎の建物内部の写真と動画を公開した。
スヴィリデンコ首相がソーシャルメディアに投稿した。
スヴィリデンコ氏は、「今朝のロシアの攻撃の後の政府庁舎の建物はこのようになっている」と書き込んだ。
また同氏は、「ロシアは、全面戦争が始まって以来初めて、私たちのチーム全体が活動する閣僚会議庁舎を狙った。幸いなことに、誰も被害を受けていない。火災は鎮火された。救助隊員に感謝する。ロシアのテロは政府の活動を止めない。破壊は再生する。しかし、ウクライナ人の命は戻せない。この夜、国全土で、ロシアの攻撃で4人の人が亡くなり、44人以上が負傷した」と伝えた。
そして同氏は、「ロシアが平和を求めていないのは明らかだ」と強調した上で、ロシアへの圧力を強化するよう呼びかけた。
同氏はその際、「行動する時だ。ウクライナは空と、とりわけ冬季の近付く前に、エネルギーインフラを守るための防空システムがより多く必要だ。ロシアの軍事機構のためのリソースを減らすために対露制裁圧力を強めて欲しい。それらは全て現実的であり、あなた方の手中にある可能性だ」と伝えた。
これに先立ち、ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、9月6日夜から7日朝までに同国に対して無人機810機、ミサイル13弾で攻撃を仕掛けていた。キーウでの死者2名をはじめ、各地で死傷者が確認されている。