ウクライナ防衛戦力、ロシア軍のミサイル48弾と無人機64機を撃墜
ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、23日夜から24日朝にかけて、ウクライナに対して、ミサイルや無人機を215点発射して攻撃した。ウクライナ防衛戦力は、この内ミサイル48弾と無人機64機を撃墜した。
ウクライナ空軍司令部がフェイスブック・アカウントで報告した。
報告には、23日19時30分から24日の未明にかけて、ロシア軍は、空中、地上、海上発射型の様々なミサイルと、自爆型無人機と自爆型に似せた模倣機での複合攻撃を実施したと書かれている。
攻撃の主な目標はキーウ市だったという。
発射されたのは、以下のミサイルと無人機215点だったと報告されている。
・弾道ミサイル「イスカンデルM/KN23」11弾(ロシア領ブリャンスク州、ヴォロネジ州、クルスク州から発射)
・巡航ミサイル「Kh101」37弾(サラトフ州の戦略爆撃機「Tu95ms」から発射)
・巡航ミサイル「イスカンデルK」6弾(被占領地ドネツィク州から発射)
・巡航ミサイル「カリブル」12弾(黒海海上から発射)
・誘導航空ミサイル「Kh59/69」4弾(ベルゴロド州の戦略機から発射)
・自爆型無人機及びその模倣機145機(ロシア領ブリャンスク、ミレロヴォ、クルスク、プリモルスコ=アフタルスクと被占領下クリミアのチャウダから発射)
この内、ウクライナ側は、24日10時の時点で以下の112点を撃墜したという。
・「イスカンデルM/KN23」7弾
・「Kh101」31弾
・「カリブル」6弾
・「Kh59/69」4弾
・自爆型無人機64機
また、他68機の模倣機が飛翔中に消失したという。
迎撃戦には、戦闘機「F16」や「ミラージュ」を含む、航空機が積極的に投入されたという。
今回の攻撃で、キーウ方面、ハルキウ州、ドニプロペトロウシク州、ジトーミル州、ザポリッジャ州、フメリニツィキー州で被害が出たとのこと。
なお、ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、23日夜から24日朝にかけて、同国各地に対してミサイルと無人機を組み合わせた大規模攻撃を実施した。首都キーウでは、現時点までに死者が9名、負傷者が70名以上出ていることが判明している。