ウクライナ、ロシア拘束からさらに52人の軍人・民間人を解放

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29日、ウクライナとロシアの間で、新しい被拘束者交換が実施され、ウクライナ側には50人の軍人と2人の民間人が解放された。

イェルマーク大統領府長官がテレグラム・チャンネルにて報告した

イェルマーク氏は、「私たちの人々が家へ帰ってきている。さらなる被拘束者交換を行った。私たちの人々52名を解放させることができた。将校、衛生兵、曹長、兵士だ。内訳は、アゾフ連隊隊員2名を含む国家警護隊隊員12名、海軍から18名、国境警備庁から8名、領土防衛部隊から9名、陸軍軍人3名、民間人2名である」と伝えた。

同氏はまた、帰還するのは、マリウポリ防衛戦参加者、同市製鉄工場「アゾフスタリ」防衛者だと述べ、また、アゾフスタリにいたマリウポリ市軍病院外科医長と、第65野外病院の軍医も解放できたと伝えた。

さらに同氏は、「わたしたちは、最近解放された女性の配偶者の海軍歩兵や、象徴的な苗字『モスクワ』を持つマリウポリの志願兵、ズミーニー島の海軍軍人を取り戻すことができた。また、チョルノービリ圏で拘束された軍人数名も家へ戻る。私たちは止まらず、大統領による『全てのウクライナ人を家へ帰す』という課題を遂行し続ける」と強調した。

また、同日、ウクライナ保安庁(SBU)も、同解放時の動画・写真を公開した

ゼレンシキー大統領は、同日夜の動画メッセージにて、今回の解放に言及しつつ、「3月時点から、すでに合計で1031名がロシアの拘束から解放された。この結果につき、チーム全体に感謝している」と発言した

同氏はまた、「私たちは、ロシアや被占領地にて拘束されている皆のことを覚えており、一人一人の男性女性を取り戻すためにあらゆることを行う」と強調した。