ロシア軍、ウクライナ7州を攻撃 ヘルソン州で大きな爆発音続く=各地情勢

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ウクライナへの侵略を続けるロシア連邦軍は3日から4日の朝にかけて、ウクライナ7州を攻撃した。また、ヘルソン州では、引き続き大きな爆発音が聞こえている。

各地軍行政府の情報をもとにした4日8時時点の報告書に書かれている。ウクルインフォルムが伝えた。

スーミ州(北部):4日未明、スーミ地区とショストケ地区がロシア軍の砲撃を受けた。ロシア軍は、自走砲と迫撃砲で砲撃。3日夕方、ロシア軍は、クラスノピッリャ共同体の複数地点に対して3回攻撃実施。自走砲と迫撃砲で約50の砲弾の飛来が確認。犠牲者なし。破壊情報確認中。

チェルニヒウ州(北部):4日未明、ロシア軍はセメニウカ共同体を砲撃。犠牲者・破壊なし。3日、敵は迫撃砲、榴弾砲、多連装ロケットシステムにて、ノウホロド=シヴェルシキー地区とチェルニヒウ地区を砲撃。犠牲者なし。

ドニプロペトロウシク州(南部):ロシア軍は夜間、ニコポリ地区を3回砲撃。犠牲者なし。ニコポリ市では、敵の砲撃により住宅、経済施設、電線が損傷、マルハネツ市では、民間家屋、倉庫、自動車などが損傷。

写真:レズニチェンコ・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官

ハルキウ州(東部):過去24時間、ロシア軍は、チュフイウ地区、ハルキウ地区、イジューム地区を砲撃。チュフイウ地区への砲撃により、住民1名が死亡、2名が負傷(病院搬送)。4日未明、ロシア軍は、ハルキウ市のキーウシキー地区のインフラを砲撃、レストランの敷地で火災発生。犠牲者なし。

ハルキウ州被害 写真:国家非常事態庁

ルハンシク州(東部):ロシア軍は、自軍支援のために防空システムを積極的に使用。4日未明、ロシア軍は、ミサイル攻撃2回、榴弾砲砲撃8回実施。また、敵は、銃でもウクライナ軍陣地を攻撃した。

ドネツィク州(東部):過去24時間、ロシア軍攻撃により民間人が4名死亡、2名負傷。4日未明、ロシア軍は、スロヴヤンシクとバフムート地区フロモヴェを砲撃。また、トレツィク共同体(シュミー、ニュー・ヨルク、ピウニチネ、ピウデンネ、シェルビニウカ)への集中的砲撃あり。過去24時間、ロシア軍は、榴弾砲と多連装ロケットシステム「グラート」にて、バフムート、クラスノホリウカ、シヴェルシク、アウジーウカ、シェウチェンコ、ヴェリカ・ノヴォシルカ、ドネツィケ、オチェレティネを砲撃。

スロヴヤンシクの被害 写真:リャフ・スロヴヤンシク市長

ミコライウ州(南部):3日、ロシア軍は、ペルヴォマイシケ(民間家屋)、ノヴォオレクサンドリウカを砲撃。犠牲者なし。4日2時30分頃、ミコライウ市に対して大規模なミサイル攻撃あり(暫定情報では、S-300による攻撃)。治療施設3軒、教育施設2軒、ホテル、博物館に著しい損傷。犠牲者なし。4日5時、ヴォズネセンシクの企業敷地で爆発あり、火災発生。犠牲者なし。住宅に損傷あり。4日朝、オチャキウへの攻撃あり。民間インフラに着弾。また民間住宅が砲撃で損傷、犠牲者なし。

ヘルソン州(南部):ヘルソン市とヘルソン州全土で、強力な爆発音が響いている。カリノヴェ共同体、ヴェリカ・オレクサンドリウカ共同体、ヴィソコピッリャ共同体が危機的状況。ロシア軍は、ノヴォヴォロンツォウカ共同体を実質的に壊滅させた。ロシア占領者は、プロパガンダ報道により、嘘の拡散を続け、ウクライナ軍が学校、病院、幼稚園、民家を爆破していると断罪しており、また住民にロシア国籍取得を呼びかけている。

その他の地域は相対的に平穏だった。