
行政裁判所、キーウ市の通りの改名を取り消す判決 市は控訴へ
ウクルインフォルム
キーウ(キエフ)市区行政裁判所は、キーウ市の通り名を変更する市議会決定を違法とみなし、無効化する判決を下した。
同裁判所の2月2日付決定が判決登録サイトに掲載された。
改名取り消し判決が出されたのは、ステパン・バンデラ大通り(旧名モスクワ大通り)など、キーウ市内の5本の通り名。
これに対して、キーウ市行政府は、マリーナ・ホンダ副長官による、市は今回の決定に関する控訴を準備しているとの発言を伝えた。
なお、これに先立ち、2016年7月、キーウ市議会は、モスクワ大通りをステパン・バンデラ大通りに改名する決定を採択していた。
その後、2019年6月、キーウ市区行政裁判所は、市議会による同改名を無効化する判決を下しているが、同年12月、控訴裁判所は、ウクライナ国家記憶研究所による控訴を受け、市議会による通り改名は合法であるとし、一審を覆す判決を下している。