「ウクライナへ共有されているインテリジェンスのの3分の2は欧州からのもの」=バロ仏外相
バロ外相がフランス・アンテルの番組出演時に、ウクライナに対する米国のインテリジェンス提供の削減可能性や「スターリンク」の動作制限に関する質問に答えた。
バロ氏は、「ウクライナに提供されているインテリジェンスの3分の2は、今日、欧州から、とりわけフランスから供給されていることを喚起する」と発言した。
また同氏は、欧州はすでに長期間にわたり、ウクライナ支援とロシアへの圧力の主要部分を担っていると述べた。
同時に、米国がウクライナへのインテリジェンス共有を削減または停止したかという質問に対しては、同氏は肯定も否定もしなかった。代わりに、同氏は、再び欧州の役割を強調した上で、衛星通信の制限に関する報道についてコメントした。
その際同氏は、「スターリンクの動作速度の低下を示すとみられる公開情報が存在する」と指摘した。
同氏はまた、衛星ネットワークの軍用バージョンである「スターシールド」の動作制限に対する責任は米国政府にあるとしたイーロン・マスク氏の説明にも触れた。
記者が、ゼレンシキー大統領がトランプ氏に裏切られたと感じていると語ったことの評価について尋ねると、バロ氏は直接的な回答を避け、ウクライナの大統領は同盟国たちの行動について率直に発言しており、以前は欧州も批判していたと指摘した。
そして同氏は、「それは文脈から切り離すべきではない。ゼレンシキー氏は米国との協力を継続したいという意向も表明した」と発言した。
同氏は加えて、クレムリンがウクライナ人の士気を下げ、パートナー国によるウクライナ支援を弱体化させるために、出来事を利用し、煽っていると警告した。
さらに同氏は、「私たちは戦場だけでなく、人々の頭の中でも戦争を行っているのだ」と強調した。
フランスや欧州は米国の支援のあり得る停止を相殺できるかという質問に対して、バロ氏は、防空などの分野におけるウクライナとの共同の取り組みに言及し、「私たちはとりわけウクライナの防空、ミサイルを迎撃するためのミサイルをこれまでのものよりも大幅に安価かつはるかに迅速に製造するための共同プロジェクトに取り組んでいる」と指摘した。
写真:France Diplomatie