米下院、故グラム氏起草の対露制裁法案を可決
ウクルインフォルム
米国下院は16日、故グラム上院議員が生前に起草した新しい対ロシア・イラン制裁法案を可決し、署名のためにトランプ大統領に送付した。
法案は下院議員262名が賛成し、159名が反対した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
同法案は、ロシアの政権幹部、銀行、ロシアのエネルギー資源を輸送しているタンカーからなる「影の船団」に対する制裁を想定したもの。
また同法案は、米大統領に対し、ロシアの石油及び天然ガスの5大輸入国に対して最大100%の関税を課す権限を与えることを定めている。
同時に、関税は、購入が輸出されている全ロシア産ガスの15%未満であり、その輸入削減のために著しい措置をとった国々には適用されないことになっている。
なお、米上院は先月、同法案を賛成86票、反対11票で可決していた。
同法案を支持する議員たちは、関税に関する規定が中国、インド、その他の主要買い手によるロシアのエネルギー資源の購入を抑止することになると主張している。これに対して、法案を批判する者たちは、大統領がこの権限を利用して米国の同盟国、とりわけ欧州連合(EU)諸国に圧力をかける恐れがあり、関税が米国消費者にとっての価格上昇につながるのではないかと懸念している。
写真:Spencer Davis/pexels