独ライプツィヒ空港での無人機事件 ドイツ政府はロシアの関与を発表
ドイツのドブリント内務相とヴァーデフール外相が1日の共同特別声明にて発表した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ドブリント内務相は、「私たちは、8月4日のライプツィヒにおけるハイブリッド攻撃には、ロシアに責任があるという結論を出した」と表明した。
ドブリント氏はまた、ドイツの治安機関はすでに長期間にわたり、ドイツ及び周辺欧州国でのハイブリッド行動による高い水準の脅威を観察していると伝えた。そして同氏は、これらの行動は重要インフラ、防衛企業、そしてウクライナに対する支援の提供を対象にしていると説明した。
さらに同氏は、「私たちの情報機関やパートナー国の情報機関のデータ、そしてドイツ及び私たちの欧州パートナー国での捜査資料は、計画され、実施され、また未然に防がれたハイブリッド工作へのロシアの関与を明確に示している」と強調した。
同氏は加えて、これらのハイブリッド工作が、類似の目標、類似の実行手段、類似の行動方法、実行者のプロファイルという、繰り返されるパターンに従って行われていると指摘した。同氏はそして、偵察、破壊工作、スパイ行為、偽情報、暗殺の準備が何度も繰り返されていると強調した。
また同氏は、8月4日のライプツィヒ空港での攻撃の試みは、欧州におけるロシアのハイブリッド作戦のこの既知のパターンに当てはまると説明した。具体的には、無人機の構成、多様な要素、爆発物、起爆技術といった、ロシアの他のハイブリッド作戦や対ウクライナ戦争から知られている手段が使用されているという。そして、現場で発見された技術品や個々の要素の繋がりはプロフェッショナルなものと特徴付けられるべきだとし、それらは高い水準の技術的専門知識と犯罪の計画及び実行における大きな組織的努力を示すものだと指摘されている。同氏は、攻撃未遂の直接的な実行は、下級エージェントの活動範囲に属し得ると指摘した。そして、情報機関が取得した情報もまた、「ロシアの国家機関の指示に基づいて行動した」関与した人物を示しているという。その上で同氏は、警察の捜査結果、犯罪のパターン、そして情報機関のデータを総合すると、ライプツィヒ空港での攻撃未遂に対するロシアの責任が証明されると総括している。
同時に同氏は、捜査は続いていると述べた。また同氏は、ライプツィヒでの事件は単発の事例としてではなく、他のハイブリッド工作との相互作用の中で考慮されていると指摘した。
その際同氏は、「私たちは、ドイツが引き続きロシアによる今後のハイブリッド攻撃の目標になり続けるという前提に立っている。また、(編集注:ロシアには)ハイブリッド攻撃を通じて大規模な損害を引き起こす準備があることが予想される。(中略)私たちは戦争状態にはないが、連日ハイブリッド戦争の目標となっている」と警告し、ドイツ政府はこのライプツィヒでのハイブリッド攻撃に対して、釣り合いの取れた、かつ慎重な、しかし同時に断固とした対応を取ると伝えた。
これに先立ち、8月4日、ドイツ東部ライプツィヒのハレ空港にてウクライナ製輸送機「An124」の近くで爆発装置を備えた無人機が発見されていた。その際、爆発物はドイツ警察の専門家により処理された。空港の閉鎖に伴い複数の航空機が他の飛行場へ目的地を変更することにとなり、貨物機の1機は事前の情報によると高度数百メートルの位置で別の無人機と衝突し、その後ハノーファーへ安全に着陸していた。
ドブリント独内務相は、この出来事を「ハイブリッド攻撃のシナリオ」と形容しつつ、その時点では、考えられる組織者は特定されていないと述べていた。