「ウクライナは強いままであり、欧州の支援は弱まらない」=メルツ独首相、ロシアにシグナル
ウクルインフォルム
ドイツのメルツ首相は24日、欧州によるウクライナへの支援は弱まることはないし、ロシアは西側同盟国が示した「結束」のシグナルを受けて、和平交渉へと移行すべきだと主張した。
メルツ首相が同日ベルリンで開催されたドイツ、英国、フランス、イタリア、ポーランドの欧州5か国(E5)首脳会談の後の記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
メルツ氏は、「私たちはアンカラ(編集注:北大西洋条約機構(NATO)首脳会談)にてウクライナ支援の強いシグナルを出したい。ドイツ政府は、NATOの欧州の同盟国としてのキーウに対して、強力な財政的コミットメントを提供することを提案している」と発言した。
また同氏は、ロシアへのシグナルは「ウクライナは強いままである。欧州の支援は弱まらない」という明白なものだと強調した。
同氏は加えて、エヴィアンでのG7首脳会談を経て、さらにもう1つの重要な結論を加えることができるとし、「大西洋間にて、私たちは久しぶりに結束している」と発言した。そして同氏は、「モスクワがここから結論を導き出すことを期待している。和平交渉を開始する時が来ている」と強調した。
その他同氏は、E5諸国は強力で結束した同盟を支持しており、NATOの欧州構成要素を強化していく意向だと言及した。同氏はその際、「私たちは同盟の欧州の柱を強化している。1年前にハーグでの首脳会談で決定したことを、現在私たちは実現している。私たちは防衛支出をGDP比3.5%へと引き上げており、ドイツ政府は2029年にはもうこの指標を達成したいと考えている」と発言した。
なお、同日、ベルリンにて、ドイツ、フランス、英国、イタリア、ポーランドからなるE5の首脳会談が開催され、アンカラNATO首脳会談の準備や今後のウクライナ支援の調整などにつき協議を行っていた。
写真:ドイツ政府/Jesco Denzel(X)