コス欧州委員、ウクライナとモルドバの加盟交渉第1クラスターの開始を歓迎
ウクルインフォルム
欧州連合(EU)のコス欧州委員(拡大担当)は15日、ウクライナ及びモルドバとの加盟交渉における第1クラスターの開始はEU拡大プロセスにおける重要な出来事だとし、また7月にはさらに他の全てのクラスターが開始される可能性にも言及した。
コス欧州委員が、ルクセンブルクでのEU外務理事会会合の前の記者団とのやりとりの際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
コス委員は、「本日は拡大プロセスにとって絶大な1日だ。私たちは、ウクライナとモルドバが2023年に候補国ステータスを取得した後の、最初で最大のステップを踏み出している。ついに両国のために第1クラスターを開始することができるのだ」と強調した。
また同氏は、ウクライナとモルドバは自らの義務を履行しており、EUも「同様に義務を履行しなければならない」と説明した上で、「だからこそ私は、私たちが7月に他の全ての5つのクラスターを開始することを期待しているし、それも良いニュースだ」と指摘した。
同氏は加えて、2025年11月に担当者レベルで非公式な交渉が開始されて以降、必要な改革を行ってきたおかげで、ウクライナには加盟交渉の準備ができていると認めた。
そして同氏は、全てのクラスターを開始するためには全てのEU加盟国の同意が必要であることを説明しつつ、同時にこの問題に関して肯定的な決定を期待していると補足した。
なお、EU加盟国は、12日にウクライナとの加盟交渉の第1クラスターの開始を承認していた。これを受けて、本日、ルクセンブルクでEU・ウクライナ間の加盟会議が開催されている。
新規の国のEUへの加盟の際は、加盟候補国がEUの「コペンハーゲン基準」に示された種々の法的基準を満たす必要がある。よって加盟交渉は、加盟候補国の国内法をEU法に整合させる作業となる。EU法は章によって分かれており、これらの章は6つのクラスターに分類されている。第1クラスターは「基本(ファンダメンタルズ)」であり、司法改革や汚職対策も同クラスターで扱われる。