キーウでウクライナ・欧州・カナダの首脳補佐官が和平合意案につき協議
ウクライナのフナトウ参謀総長が会合後記者会見時に発言した。
フナトウ氏は、「確かに、参謀本部のレベルで米国との間で二国間作業が行われた。軍事文書の調整が行われた。同文書には、4つの章と、4つの追加文書がある。それらの章は全て、ウクライナ、ウクライナ軍をどのように支援するか、ウクライナ軍の(装備品)提供、軍の再建、近代化について記されたものだ。また、合意の遵守をどのように監視するか、それぞれの側による合意違反が発見された場合にどのような反応を示すかについても含まれている。それが二国間条約だからだ。現在、他のパートナー国とも全く同様の作業が進められており、文書の中の1つの章は『有志連合』の活動に関するものである」とフナトウは報告した。
キーウで開かれた国家安全保障担当首脳補佐官会合 写真:大統領府
記者会見時、キスリツャ宇外務第一次官は、今回キーウに集まった補佐官たちは、1月6日の「有志連合」首脳会合の前に本国の首脳に、和平合意の枠組みで準備された文書の中身について報告していくと説明した。
キスリツャ氏は、「火曜日にはすでにパリで『有志連合』の首脳たちが集まることになっており、非常にダイナミックなスケジュールとなっている。彼ら(編集注:国家安全保障担当首脳補佐官ら)が受け取った情報は、首脳たちに報告するために『消化』される必要があるもので、48時間以内に全員がパリに集結して、本日私たちが提示した文書の主要要素に対して政治的な承認を与えることになる」と述べた。
また同氏は、本日のキーウでの会合が、国家安全保障担当補佐官らにとって文書の全文を確認する最初の機会だったと指摘した。
ベウズ大統領府大統領執務室顧問は、ウクライナがいかにより良く国益を守るかという点については、パートナー国との間に見解の相違はないと指摘した。同氏はその際、領土問題やザポリッジャ原子力発電所に関する問題において、欧州や米国の側との間に問題は生じていないと指摘した。
関連してキスリツャ氏は、「今朝の会合中、誰一人としてウクライナに圧力をかける者はいなかった。現時点で文書は、ウクライナの憲法秩序と主権の原則を侵害しない形で記述されている」と補足した。
同時に同氏は、問題はウクライナを支援したいと考えている全ての国家が、いかにして短期間で自国の国内手続きを完了できるかにあると強調し、「それは非常に困難なことだ。なぜなら、ウクライナも外国のパートナーたちも、自国の憲法秩序や統治の原則を犯すつもりは全くないからだ」と発言した。
同日のキーウの会合には、ドイツ、英国、フランス、イタリア、ポーランド、フィンランド、カナダ、オランダ、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、スペイン、ラトビア、エストニア、リトアニア、及び、欧州理事会、欧州委員会、北大西洋条約機構(NATO)の代表者が参加した。
会合後記者会見 動画:大統領府
ゼレンシキー宇大統領は、同日の安保補佐官会合についてテレグラム・チャンネルで報告し、「欧州のパートナーたち、カナダ、EU・NATO、また米国側とも話している。皆の支援に感謝している」と書き込んだ。
またゼレンシキー氏は、「私たちは対話において、安全の保証、復興、そして真の平和のための基本的枠組みという、3つの主要な方向に沿って進んでいる。全ては実効性があり、尊厳があり、そして数十年にわたって平和を確立するものでなければならない。そして、私たちのこのビジョンは主要なパートナーたちのビジョンと完全に一致している。交渉に対する徹底したアプローチをとっている私たちのチームに感謝する」と書き込んだ。
そして同氏は、引き続き、諸国の補佐官たちとの作業を継続するとし、「来週欧州で開催される会合の準備を進めている。米国での会合の準備も進めている」と伝えた。