ゼレンシキー宇大統領、大統領府長官の任命に関して「大統領府を解体する方が簡単」
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は9日、自身の側近にあたり職である大統領府長官の任命について、まだ様々な意見や提案が出されており、多くの協議が行われているところだと発言した。
ゼレンシキー大統領が記者会見時に記者からの質問に答える形で発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「大統領府刷新に関しては…、率直に言おう。今日の時点で、非常に多くの質問、多くのこと、種々の提案、意見の交換が生じている。正直、戦争の方がはるかに重要で、そのため、誰かを任命するよりも、大統領府を解体する方が簡単ではないかという感覚が生じている」と発言した。
これに先立ち、8日、ゼレンシキー大統領は、次期大統領府長官の候補者は、シュミハリ国防相、フェドロウ副首相、キスリツャ外務第一次官、ブダーノウ情報総局局長、パリサ大統領府副長官だと発言していた。
ゼレンシキー氏は11月28日、自身の側近にあたるアンドリー・イェルマーク大統領府長官を解任していた。
28日朝、ウクライナの政権高官の汚職犯罪捜査・訴追に特化した機関NABUとSAPが、ゼレンシキー宇大統領の側近である、アンドリー・イェルマーク大統領府長官に対する捜索活動を行っていると公表していた。
写真:大統領府