日本財務官、ロシア凍結資産の活用拒否との報道を否定
ウクルインフォルム
日本財務省は9日、日本政府が欧州連合(EU)によるロシア凍結資産活用の提案をあたかも拒否したとする報道を否定した。
ロイター通信が報じた。
三村淳財務官は、記者団に対して、報道は全くもって正しくないと説明した。
また同氏は、日本は、東アジアでいつうか類似の状況が生じるかもしれないとの理解の下、自らの国益の範囲でウクライナのために行動してきたと発言した。
同氏はさらに、片山さつき財務省が約300億ドルのロシア凍結資産をウクライナへの融資供与のために活用する提案を、法的懸念から排除したかのような報道については、「このような発言を一切していない」と否定した。同氏はその際、大臣は会合で、日本が(ウクライナ)支援のために具体的な行動をとる準備をしていることを伝えたと述べた。
これに先立ち、ポリティコは、日本政府が凍結されたロシア資産をウクライナへの財政支援のために活用するという欧州連合(EU)のイニシアティブへの参加提案を拒否したと報じていた。
写真:Keizo Mori/UPI