「司法相とエネルギー相は辞任すべき」=ゼレンシキー宇大統領
ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントに動画メッセージを掲載した。
ゼレンシキー氏は、「私は、司法相とエネルギー相が留任することがあってはならないと思っている。それはとりわけ信頼の問題でもある。もし容疑があるなら、それに答えねばならない」と発言した。
また同氏は、停職の決定は、緊急のものであり、最も素早く下せるものだと指摘した(編集注:12日朝、内閣はハルシチェンコ司法相の停職を決定している)。
さらに同氏は、スヴィリデンコ首相に対して、両大臣の辞表が提出されるように作業するよう要請したと伝え、また最高会議(国会)議員に対して両名の解任を支持するよう呼びかけた。
その上で同氏は、「その後は全て司法空間で決められねばならない。さらに、ウクライナ閣僚会議(内閣)の提案に従った、国家安全保障国防会議(NSDC)による制裁の決定も生じる」と述べた。
同氏はまた、「現在ウクライナにいる皆が極めて苦しいのだ。停電を経験し、ロシアの攻撃があり、喪失がある。その際にエネルギー部門でさらに何らかの汚職があるというのは全くもって異常だ」と強調した。
加えて同氏は、国家汚職対策局(NABU)による原子力発電公社「エネルホアトム」汚職事件の容疑者2名(編集注:7名の容疑者の内、国外に逃亡し、拘束されていない者が2名いる)に対する制裁発動の大統領令に署名すると伝えた。
これに先立ち、10日、ウクライナの政権高官の汚職犯罪に特化した捜査機関「国家汚職対策局」(NABU)の捜査官が、ビジネスマンでゼレンシキー宇大統領がかつて所属していた「第95街区」のスタジオ共同所有者であるティムール・ミンジチ氏と、以前エネルギー相を務めていたヘルマン・ハルシチェンコ司法相の家宅捜索を実施していた。
また、NABUは、11日、エネルギー分野における汚職事件の捜査の一環として、5人を拘束し、7人に容疑を通知したと公表した。
ウクライナの高等反汚職裁判所は12日、同事件の容疑者であるドミトロー・バソヴァ原子力発電公社「エネルホアトム」安全担当執行役員とイーホル・ミロニューク元エネルギー相顧問を保釈金を設定した上で勾留する、未決囚予防措置を決定している。