ウクライナ人が占領者に自らの大地を与えることはない=ゼレンシキー宇大統領
ゼレンシキー氏は、トランプ米大統領がロシアのプーチン氏とアラスカでの会談への準備の開始を発表したことに言及し、「私たちの大地で、私たちの人々に対して続いている、私たち抜き、ウクライナ抜きで終わらせることはできない、この戦争からとても遠いところだ」と指摘した。
そして同氏は、「ウクライナ人は自分のものを守っている。ロシアと一緒にいる者ですら、ロシアが悪を犯していることを知っている。当然、私たちは、ロシアが行ったことに対して報酬を与えることはない。ウクライナの人々は平和を得るに値する。しかし、全てのパートナーは、立派な平和というのがどのようなものかを理解せねばならない。この戦争は、終わらせねばならないし、ロシアがそれを終わらせねばならない。ロシアがそれを始めて、あらゆる期限に耳を傾けずに、長引かせているのであり、それこそが問題であって、それ以外のものではない」と指摘した。
同氏はその上で、「ウクライナの領土問題に関する答えは、すでにウクライナ憲法の中にある。誰もそこから後退することはないし、後退し得ない。ウクライナ人が占領者に自らの大地を与えることはない」と強調した。
同時に同氏は、ウクライナは平和をもたらし得る真の解決策への準備があると訴えた。
そして同氏は、「私たちに反するどのような解決策も、ウクライナ抜きのどのような解決策も、それは同時に平和に反する解決策である。それらは何ももたらさない。それは死んだ解決策であり、それらは決して機能しない。私たち全員が必要としているのは、人々が尊重する真の、生きた平和なのだ。私たちはトランプ大統領と全てのパートナーたちと一緒に真の、そして重要なのは、永続的な平和のために作業していく準備がある。モスクワの願望で崩壊することのない平和のためにだ」と伝えた。
同氏はまた、「私たちと一緒にいてくれる」人々皆に謝意を表明し、「ウクライナは存在している」と伝えた。また、「私たちが独立を維持できたことにつき」ウクライナ軍人にも謝意を伝え、「強くあれ。ここは私たちの土地であり、私たちがウクライナだ。ウクライナに栄光あれ!」と強調した。