ゼレンシキー宇大統領、アリエフ・アゼルバイジャン大統領と電話会談
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は1日、アゼルバイジャンのアリエフ大統領と電話会談を行った際に、「ロシアがアゼルバイジャン国民に残酷な扱いをしている中」アゼルバイジャンへの支持を表明した。
ゼレンシキー大統領がXアカウントで報告した。
ゼレンシキー氏は、「アリエフ・アゼルバイジャン大統領と話した。彼に、ウクライナ、私たちの人々、領土一体性への支持につき謝意を伝えた。また、ロシアがアゼルバイジャン国民に残酷な扱いをし、アゼルバイジャンに脅威をもたらしている状況下において、ウクライナからの明確な支持を表明した」と伝えた。
また同氏は、ロシアでアゼルバイジャン国民のサファロフ兄弟が殺害されたことにつき、アゼルバイジャンに哀悼の意を表明した。その際同氏は、「全ての事実が解明されると確信している。そして、正義が必要だ。私とアリエフ大統領には、一人一人の命と尊厳は守られねばならないという、同じビジョンがある」と書き込んだ。
同氏はその他、両者はエネルギーや人道分野協力といった二国間関係についても話し合った年、「共同政府間経済協力委員会会合の開催に合意した。私たちの政府関係者が活動を活発化させる」と伝えた。
これに先立ち、6月27日にロシア領エカテリンブルクでのロシア警察の襲撃の際に2名のアゼルバイジャン国民が死亡。アゼルバイジャン当局は、これに抗議する形で、アゼルバイジャンでの文化行事へのロシアの政府と民間の参加を取り消していた。
また6月30日、アゼルバイジャン首都バクーでは、内務省職員が実施したロシアのプロパガンダ機関「スプートニク・アゼルバイジャン」の事務所での家宅捜索の際に、関係者7名が拘束されている。