アゼルバイジャン当局、ロシアプロパガンダ機関捜査で7名拘束
ウクルインフォルム
アゼルバイジャン首都バクーでは、内務省職員が実施したロシアのプロパガンダ機関「スプートニク・アゼルバイジャン」の事務所での家宅捜索の際、7名が拘束された。
APAが報じた。
現在、詐欺、違法な企業活動、犯罪手段で獲得した資産の合法化に関する捜査が行われているという。2名がすでに逮捕され、さらに5名が刑事責任を問われているという。
今回拘束された者の中には、「スプートニク・アゼルバイジャン」代表のイーゴリ・カルタヴィフ氏と、エフゲニー・ベロウソフ編集長も含まれるという。
なお、2025年2月、アゼルバイジャン政権は、ロシア国営通信社「ロシアの今日」を構成するロシアのプロパガンダメディア「スプートニク・アゼルバイジャン」のアゼルバイジャン国内での活動を停止する決定を下していた。
同決定は、バクーで活動する「スプートニク・アゼルバイジャン」の記者数は、ロシアにおけるアゼルバイジャン通信社「アゼルタジ」の記者数と同数とすることを目的にしていた。
しかし、「スプートニク・アゼルバイジャン」編集部は、この決定を履行せず、それ以降もアゼルバイジャンでの活動を続けていた。
6月30日、APAは、アゼルバイジャン内務省が実施した今回の作戦の際に、スプートニクで勤務していたFSB職員が2名拘束されたと報じていた。
なお、欧州連合(EU)とカナダは、ロシアのプロパガンダを発信している「RT」や「スプートニク」の活動を2022年のロシアによる対ウクライナ全面侵略開始以降域内での活動を禁止している。