ゼレンシキー宇大統領、英仏独首脳と電話会談
ゼレンシキー大統領がXアカウントで報告した。
スターマー英首相との電話会談時、ゼレンシキー氏は、英国が発動した新しい対露制裁につき謝意を述べ、それはロシアを平和へ向かわせるのに役立つと発言した。
その際ゼレンシキー氏は、「強制だけが機能する。今日、英国の制裁の決定があり、EUの決定もあった。もし米国も支援していたら、良かったのだが。欧州のパートナーたちは、戦争終結のためのロシアへのそのような極めて重要な圧力にてもう次の行動を準備している」と発言した。
また同氏は、両首脳は、停戦と永続的平和へ向かう進展を本当に確保し得る、外交努力の重要要素とあり得る会合について協議したと伝えた。
同氏はさらに、両首脳は前日のトランプ米大統領との電話会談や、「有志連合」内での共同活動についても協議したとし、「私たちは、ほぼ毎日、緊密に連絡を取り続けることで合意した」と報告した。
マクロン仏大統領との電話会談につき、ゼレンシキー氏は、「非常に有意義な会話だった」と伝えた。また同氏は、両首脳が「有志連合」内での決定を準備し続けているとし、「全てがより現実的になっている」と指摘した。
さらに同氏は、ウクライナ軍支援、防衛協力、ウクライナ国産武器生産についても話し合ったと伝えた。その他、「当然ながら、私たちは、米国との関係と調整についても深い議論を行った」と報告した。
そして同氏は、見解の共有と一緒に行動する準備を維持することが決定的に重要だと指摘した。
メルツ独首相との電話会談について、ゼレンシキー氏は、メルツ氏に対して、協力かつ建設的なウクライナ支援の立場につき謝意を伝えたと報告した。
そして、両首脳は、前日のトランプ米大統領とのやりとりや、同日の欧州首脳との会話について協議したという。
ゼレンシキー氏は、「私たちは、私たちの接触と行動をできるだけ緊密に調整している」とし、「全てのパートナーの間の団結を維持し、この戦争を公正な平和を伴った形で終結へとと本当に導くことのできる解決策を模索することが決定的に重要だ」と訴えた。
加えて同氏は、両首脳が戦後のウクライナ復興についても話したと書き込んだ。また同氏は、「私たちは、今そのことを考え、本当の平和を近付けられ、その平和を維持することのできる明確な計画を得なければならない。全てを実現するために一緒に作業していく。支援をありがとう!」と報告した。
なお、ゼレンシキー大統領は同日、この他、ストゥブ・フィンランド大統領、メローニ伊首相、フォンデアライエン欧州委員会委員長、ストーレ・ノルウェー首相とも電話会談を行っている。