ゼレンシキー宇大統領、フィランド大統領、伊首相、欧州委員長と電話会談

ゼレンシキー宇大統領、フィランド大統領、伊首相、欧州委員長と電話会談

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は20日、ストゥブ・フィンランド大統領、メローニ伊首相、フォンデアライエン欧州委員会委員長とそれぞれ電話会談を行った。

ゼレンシキー大統領がXアカウントで報告した。

ストゥブ・フィンランド大統領との電話会談の際、ゼレンシキー氏とストゥブ氏は、他のパートナーたちとのやりとりについて報告し合い、また前日のトランプ米大統領との電話会談の詳細について協議した。

ゼレンシキー氏は、「大切なことは、平和のための外交が調整されて、本当の成果に向けられていることだ」と強調した。

また同氏は、ロシアは戦争と占領を続けるために時間を稼ごうとしていると指摘した。

同氏はそして、「圧力がロシアを別の行動へと強制するよう、パートナーたちと作業している。制裁は意味があるし、私は、制裁を戦争の責任者にがより実感するようにしている人々に感謝している」と伝えた。

同氏は加えて、「戦争が交渉の席で終わらねばならないとの点に疑問はない。テーブルの上には、明確かつ現実的な提案がなければならない。ウクライナは結果の出るものなら、どのような交渉フォーマットにも準備がある。もしロシアが今後も非現実的な条件を突き付け、可能な結果を破綻させていくなら、強力な悪影響が生じなければならない」と指摘した。

メローニ伊首相との電話会談につき、ゼレンシキー氏は、メローニ氏と「良い会話」を行ったとし、その際「いつものように、クールなアイデアがあった」と指摘した。

そして同氏は、「私たちは昨日のトランプ大統領と欧州の首脳たちとの会話を協議した。私たちは、立場を調整している。イタリアは、真の平和を達成することを目的にしたあらゆる努力を支持している。私たちは、今後の行動に関して連絡を取り続けることで合意した」と書き込んだ。

同氏はさらに、「ロシア人と一緒に話すプラットフォームの可能性について協議した」と指摘した。また、「停戦は命を救うために必要だ。正直な外交が必要だ。ウクライナは準備ができているし、ロシアに戦争の本当の終わりへの準備をさせることが決定的に重要だ」と強調した。

欧州委員会のフォンデアライエン委員長との電話会談につき、ゼレンシキー氏は、「第17回制裁パッケージにつきフォンデアライエン氏とEU全体に対して謝意を伝えた」と報告した。同氏はその際、「それは正しい方向への一歩だ。殺人への資金投入を行っているロシアのタンカー船団や、ロシアが軍事産業の構築のために利用しているあらゆるスキームを強力に制限することが重要だ。ロシアへの圧力が大きくなればなるほど、ロシアには真の平和へと向かう動機が多くなる」と指摘した。

また同氏は、両者はEUの第18回対露制裁についても話し合ったとし、「ロシアの石油、エネルギー貿易インフラ、銀行、金融スキーム。これらがロシアにとって最も痛みを感じるところであり、故に、平和にとって最も有効なものだ。制裁強化の必要性を伝え、強力な決定を採択している人々皆に感謝している」と伝えた。

さらに同氏は、フォンデアライエン氏と、前日のトランプ米大統領との電話会談とパートナーたちとの共同の外交活動について話し合ったと報告した。その際同氏は、「欧州はプロセスの中にいるべきで、全ての行動を最大限調整している」と伝えた。

これに先立ち、19日、トランプ米大統領は、ロシアの首脳プーチン氏と電話会談を行っていた。トランプ氏はその後、ゼレンシキー宇大統領、マクロン仏大統領、メローニ伊首相、ストゥブ・フィンランド大統領、メルツ独首相、フォンデアライエン欧州委員会委員長と電話会談を行い、プーチン氏とのやりとりを報告していた

また、20日、欧州連合(EU)外務理事会は、第17回対露制裁を承認していた


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